日ペンのボールペン習字講座は定価29,800円ですが、より安価に独学で日ペンのボールペン字を学ぶ方法はいくつかあります。
その1つが本記事で紹介する書籍を用いた練習です。
いずれも著者は日ペン会長の田中鳴舟先生で、その内容は講座テキストと同等かそれ以上。
書き込み式ではありませんが、日ペンの字を学びたい方、講座は続かないかも…という方にもおすすめです!
目次
1冊目 [一週間集中講座]みるみる字が上手くなる本
最初に
- くせ字の種類+どこが良くないか+対策
 - 字を練習するときのポイント
 
から始まるので、初めてペン字に触れる方も学びやすい1冊。
文章が比較的読みやすく、ひらがなとつづけ字(連綿)については次に紹介する2冊目より詳しいです。
リンク先でKindleのサンプルが読めます。
2冊目 いつのまにか字が上手くなる本
こちらは日ペンの講座テキストとほぼ同じ流れで進んでいきます。
日ペン講座はひらがなカタカナ→楷書→行書という順番で、この本も同じ構成をとっています。(先ほど挙げた1冊目は楷書→ひらがなカタカナつづけ字→楷書→行書)
そのほか1冊目と違うのは
- つづけ字についての記載なし
 - ひらがなの説明があっさり
 - お手本の字が比較的多め
 - 文章が横書き
 
の4点です。
こちらもリンク先でKindleのサンプルが読めます。
3冊目 知識ゼロからのつづけ字・くずし字の書き方
つづけ字と行書に特化した本です。
つづけ字に関しては上記2冊だとお手本が少なかったりそもそも載っていなかったりしますが、こちらはひらがな2字3字や文例でのお手本が載っています。
行書も書き順を含めた豊富な解説になっており、前2冊との併用もおすすめ。
ただし今のところ紙書籍のみで、Kindleの販売はないのが難点です。
サンプルは読めます。
本の使い方
日ペン講座に寄せるなら、
- マス目ノートを用意し、
 - 1日2テーマを目安にして、
 - 各テーマのお手本の字を1文字5回ずつ書く
 
こういったところでしょうか。
独学なので添削はありませんが、区切りがついたら添削課題の言葉を書いてみるのもありかもしれません。
課題はこちらで紹介しています。
その他だと、
- がくぶんのオンラインショップなどでトレーニングブックを用意し、
 - 本で解説を読みながら、
 - トレーニングブックへ書き込んで練習する
 
あたりがあるかなと思います。
トレーニングブックとは講座の教材にも含まれているマス目つきの練習帳です。
講座で習った字の復習・反復が用途で、テキストで扱った順に文字が並んでいます。
解説は全く載っていないので、本との併用にはもってこいです。
おわりに
取り上げた本を日ペンの講座修了後に読んで思ったのは、「あれ、この本テキストより詳しいのでは…?」でした。3冊ともそうです。
唯一つづけ字は講座テキストの方が詳しかったですが、それ以外は情報量にあまり差がないか書籍の方が充実しているまであると感じました。
講座テキストの強みはなぞり書きや添削なので、理論や理屈の部分を中心に知りたい、という方には講座よりもむしろ書籍がおすすめですよ!
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